セイレン七話(宮前透編) 感想
"七"話ですね、"七"話。
みなさんどうでしたか、"七"話。
レトロゲームマニアにはたまらない回だったのではないでしょうか。
高山先生の趣味全開。
七話で本気出します! との宣言通り、本当に本気出してきましたね。笑
しかし、レトロゲームを大して知らない私は、そこよりももっと別のことで頭がいっぱいでした。
それは、透と正一の関係のことでして、七話放送が終わった後に抱いた真っ先の感想が「もっとモヤモヤさせてくるのかと思った!」でした。
私が予想していた流れと本編の流れは異なっていたのです。
絢辻詞編は
1. 出会う、知る
2. 詳しく知り、惹かれていく
3. 想いがすれ違う
4. 解決。ひとつになる
こんな感じでしたね。
「解決」が、四話に来ていました。
しかし、これとは異なり、宮前透編では三話にあたる話で「解決」が組み込まれていたのです。
これは一話それぞれが起承転結にあたると考えれば、綺麗な起承転結であるといえますね。
転で解決したのですから。
しかし、私個人の考えを言わせてもらえるのであれば、話数での起承転結はしてほしくない、というのが正直なところです。
話数ではなく、時間で配分を行ってほしい。
絢辻詞編のように。
もっと具体的にいえば、「解決」を四話に持っていってほしかった。
四話で解決し、その勢いのまま清廉な結を迎え、余韻を感じる。
これが理想、というか予想していた流れでしたので、三話で解決したのは私的にはかなり意外な展開であったといえます。
引き下がらない「子供っぽさ」と意固地になる透にも眉一つ動かさない「大人っぽさ」の両方を兼ね備えた正一に、見事に予想を打ち砕かれました。
ですが、もちろんこの段階で良し悪しが分かるはずもありません。
まだ四話(八話)が残っています。
もしかしたらとんでもない破壊力を秘めているのかもしれない。
予想を外されたからこそ、逆に期待しているところもあります。
どうまとめてくるのか、楽しみですね。
放送日が待ち遠しい。
……と、ここまで物語の中身については詳しく記してきませんでしたが、今回はあえて省こうかと思います。
中身は、結したのちに、じっくりと。
では最後に、謎の恒例"一番好きなシーン"について。
今回も悩みました。
「椅子で一回転する耀」とか「絆創膏を貼るシーンのゲーセン特有のライトを活かした演出」とか。
しかし、私が一番心躍ったのはあそこです
「本当にデートしてくれるのかと正一に迫られたときに宮前透が照れながらも頷いたところ」です。
コクリ、と。
無言ってところがいいですね。
さて、次回はどんなシーンにときめくのか。
そしてなにより、物語をどうまとめ上げてくるのか。
楽しみですね。
ではこの辺で。
おわり。