【フォトカノ】実原から氷里へ
どうも、ayanagiです。
いやー過ごしやすい季節になりましたねー。
秋は最高です。
特に晩秋。
あんな絶妙に憂愁的な雰囲気出されたらたまりませんよ。
吸い込まれそうになる。
はやく11月にならないかなぁ……。
と、時の流れを急かす私ですが、最近フォトカノをやり直しまして。
新見さんをやり直し、続けて実原を攻略いたしました。
まぁ、はい
タイトルにあるとおり、今回は実原を取り上げよう! ということで。
彼女、すごかったです。
すごく取り込まれました。
久しぶりに”主人公の立場で”感情を動かしましたね。
ちょっとこれは想い出に刻まれますわ。
と、そうそう忘れないうちに実原の紹介をば。
そう、あのうどん娘なるみちゃんの。
しかし、なるみちゃんと打って変わって今回はクールボイス。
アマガミをプレイ済みの紳士たちは七咲がチラつくかもしれませんね。
でも、負けてないですよ(比較するのもどうかと思いますが)。
面倒くさそうな感じの演技が見事にハマってます。
水橋さん……素敵です。
そんなクールな実原、最後の方までクールを貫いてくれました。
あのだるそうな感じが長く続いてよかった……聞いてて、見てて楽しかったんですよね。
感情全開のキャラクターも見てて楽しいけど、感情の起伏がないキャラクターの方が個人的には楽しめますね。
なんというか、言葉にするのは難しいんですけど、感情系は楽しくて、無感情系はツボに入る感じ。
……伝わるかな、伝わって。笑
あと、これは外せないと思うですが、クールを長く貫いたゆえの、デレたときの破壊力。
ビックバンインパクトくらいはありますね。
今まで、ツンツンしたキャラクターがデレて悶えたことはなかったのですが、生まれて初めてデレにやられましたね。
まぁもちろん、デレの背景にやられたのもありますが。
……デレの背景。
実原のストーリー。
実原の過去。
そんな背景、実原に触れて、私は感情の波に流されてしまいました。
日曜日のデートイベント、実原Lルートの一番の見せ場。
遊園地での楽しげなやりとりも最高ですが、やっぱり、丘の上公園への寄り道ですね。
主人公は実原と星空を撮りながら、ここで実原から、彼女自身がポートレートを嫌う理由を語られます。
今まで友達に恵まれず、いつも一人でいた実原。
中学生のころ、そんな実原にとある女子グループから声がかかるように。
はじめは教室で話す程度だったけど、次第に一緒に下校して服の流行りを教わるような仲に。
いつも一人だった実原は、そんな彼女たちに感謝し、できる限り精一杯合わせていった。
はじめて友達ができて、嬉しかったから。
しかし、そんな実原の嬉しさは、幻想に過ぎなかった。
彼女たちにとって実原は、単なる小間使いでしかなかったから。
「おしゃれを教えてやってる」「一緒に帰ってやってる」
そんな言葉を盾に、次第に命令されることが多くなっていった。
バカらしくなった実原は、彼女たちと一緒にいるのをやめた。
すると、彼女たちは実原に対して、廊下で足を引っかけたり、無視するようになり……。
ここまでは、よかった。
他愛のないことだから、気にならなかった。
しかし、クラスメイトの財布がなくなったある日、ホームルームで持ち物検査を行なったら、なぜか実原のカバンから見つかって……。
実原はまったく身に覚えがないのに、先生は最初から実原を疑い、クラスでは実原を疎ましく思う女子たちや、それに同調する男子たちのあざ笑う声が聞こえてきて……。
その笑顔が、今まで実原に見せていた笑顔とあまりにかけ離れていて。
その人間たちの内面を、見てしまった。
笑顔が、信じられなくなってしまった。
だから、ポートレートを撮らなかった。
嫌いの対象はポートレートよりも、笑顔、ですね。
おそろしい過去。
でも、主人公のおかげで、笑顔を取り戻せた。
主人公の笑顔は信じられると思えた。
だから、これからも、主人公の笑顔を見ていたい。
主人公に笑顔を届けたい。
そんな気持ちになり、初めて、主人公を被写体にポートレートを撮ることに。
この願いが叶うように。
未来に紡がれるように。
いや、本当に、本当に素晴らしい。
まさかここまでのものがくるとは思いませんでした。
主人公と実原という作品(物語)が出来上がる瞬間のなんとも言葉にし難い感情。
相互の想いが重なるこれ以上のイベントがありますか。
あるならぜひ私に叩きつけてください。←
そんな素晴らしすぎたこのイベント、素晴らしいのは物語だけじゃないんですよね。
まず、雰囲気。
これは実際プレイしてもらうと分かってもらえると思うのですが、二人で星空を撮る、というシチュエーションがすごくリアルで、キレイで、目の前に情景が浮かぶくらい、完璧にマッチングされた雰囲気だったんです。
そうですね、例えるなら、まるで映画を観ているような。
「プレイしてみたけど分からないよー」という方は、想像してプレイしてみてください。
プレイしながら、二人が会話しながら星空を撮っている、想像を。
きっとあなたも、この雰囲気の虜になっちゃいますよ。ふふふ。
あともうひとつ、素晴らしい点。
音楽です。
フォトカノの楽曲が素晴らしいのはもはや言うまでもない事実ですが、各シーンへの選曲が震え上がるくらいセンスを感じるんですよね。
そのひとつが、今回のイベント。
実原が過去を語り、星の軌跡を撮り終え、出来上がった”流れ星”に願いごとを言い合うシーン。
ここの音楽。ここの音楽が素晴らしいんです。
ここの音楽、『フォトセッション1 ~ハッピー~』なんです。
すごく明るくて、さわやかな曲。
普通なら甘い、ロマンチックな曲を流しますよ。
だって、言ってしまえばお互いの告白なんだもの。
それなのに、こんなさわやかな曲を流すなんて。
明るくて、二人のこれからの未来を照らすような、さわやかな曲。
未来は明るいんだ、ってね。
もうね、ここにフォトカノスタッフのセンスをおそろしいくらい感じます。
何回観ても、何回聴いても、底にある気持ちが浮き立ってきますね。
はぁー、音楽のちから、すごい。
……物語、雰囲気、音楽、3つの要素が見事にマッチングして、本当に素晴らしいイベントになりました。
個人的に、歴代でも最高レベルに位置するイベントです。
きっとこれから先、忘れません。
完璧な調和を。
実原氷里というキャラクターを。
……と、まぁこんなところですかね。
他にも「ここがよかった!」って点がいくつもあるのですが、というか記すつもりだったのですが、思いのほか長くなってしまったので。笑
それはまた後日に。
実原、本当に良かった。
フォトカノ、素晴らしいストーリーをありがとう。
これからもよろしくね。
では。
おわり。