転校する側としない側(TLS2感想)
どうも、ワールドカップで絶賛寝不足中のayanagiです。
ホント午前3時放送は勘弁してほしい。
いや、ホントに。
さて、余談はここまでにして本題に入りましょう。
今回は私がTLS2で最もズッガーンときたキャラクターについて語っていこうと思います。
私がTLS2で最もズッガーンときたキャラクター、それは沢田璃未さんです。
青葉台高校に転校してくる彼女は、制服が間に合わず以前の高校の制服で今学期を過ごすことになります。
わりと好きです、この制服。
沢田さんとの出逢いは臨海広場にて彼女の麦わら帽子を拾ってあげたことから始まるのですが、そのとき見せてくれた素敵な笑顔はなく、淡白な挨拶。
話しかけてもそっけなく、「ひとりにしてくれない?」
めげずに話しかける主人公。
すると、次第に心を開いてくれるようになり……。
初めのそっけない態度には理由があったんですね。
青葉台に転校してきた彼女ですが、この転校は今回に限った話じゃなかったんです。
今まで幾度となく転校してきた経験から、「友達をつくってもどうせ離れ離れになる」「離れ離れになってしまえばもうそれまで」という気持ちがあった。
確かに、私が沢田さんのように幾度も、しかも短いスパンで転校を繰り返す立場にいたら、同じような気持ちになってしまうかもしれません。
しかもこの時代、スマホはおろかフィーチャーフォンすらないんじゃないかな。
そりゃ、「離れたらそれまで」ですよね。
そんな沢田さんですが、主人公と触れ合っていくうちに主人公に惹かれていき、「今度ばかりは転校しないで済むようになればいいのに」と願うように。
そんな想いが功を奏したのか、なんと沢田さんは卒業まで青葉台高校にいられるように!
「聞いて! 聞いて!」と嬉しそうに報告する沢田さん。
しかし、沢田さんが転校しないで済むようになっても、主人公が転校してしまう事実は変わらなくて……。
ここからはとても切なく、それでいて淡いストーリーが展開されます。
この物語を初めてプレイしたとき、「なるほど、そうきたか」と思ったものです。
画期的だな、と。
主人公が転校するTLSの物語において、最後には必ず悲しさ、切なさが組み込まれるのですが、沢田さんのような立場のヒロインを登場させることで、それがさらに重くのしかかってくるんですよね。
転校しないで済むことを嬉々として報告する沢田さんを見てると、すごく胸が苦しくなりました。
主人公よ、なぜお前は転校してしまうんだ、と。
でもだからこそ、他のヒロインの物語より重く切ないものになっていて、私が最も愛するキャラクターにもなったのですが。
ラストの告白シーンは必見です。CGも素晴らしいものでした。
もうTLSシリーズで彼女を越える女の子には出逢えないんじゃないかな……。
それくらい強烈でした。
もうね、青春してます。笑
最高です。
最高といえば、沢田さんのキャラソンもよかったですね。
『通り雨』。
人の気持ちは
季節を過ぎる通り雨なの
どんなに優しくしても
いつしか離れ 忘れてゆくの
いつから私は この場所で
ひとり 雨宿りしてたの
いつからあなたは すぐそばで
私を見ていてくれてたの
もうすぐ私は あなたを心から好きになる
もうすぐ かくした悲しみのすべてが
あふれだす
受け止めていて
ありのままの私を抱きしめてね
リズム等作曲も素晴らしいですが、やはり歌詞ですね。
沢田さんの境遇を通り雨で上手く表現している。
私的には100点満点な楽曲です。
最近では、洗い物するときなんか必ずと言っていいほど口ずさんじゃいます。笑
TLS2のキャラソンは個人的には沢田さんと安藤の2強ですね。
もちろん他の曲も素晴らしいのですが。
あ、そうそう
通り雨といえば、そういえば沢田さんのルートには雨宿りイベントがありましたね。
雨宿りイベント、すっごい好きなんですよ。
なぜ好きか。
これはキミキス、アマガミでの話になってしまうのですが、このふたつの作品にはどちらも雨宿りイベントってありましたよね。
キミキスでは、祇条さん。
アマガミでは、梨穂子。(と、一応絢辻さん。笑)
どちらも、演出が神がかっていました。
特に祇条さんのイベントなんて、演出も雰囲気も高校生の恋愛物語とは思えないくらい大人っぽく、異質なものでした。
まるで小説を読んでいるような、そんな感覚に陥ってしまうほど。
大好きなんです、雨宿りイベント。
今回の雨宿りイベントも素晴らしいものでした。
やはり雨宿りイベントに外れなし……!
TLS3、TLSSでもあるといいな、雨宿り。
さて、どうでしたでしょう。
沢田璃未さん。
少しでも興味が沸いて、さらにプレイしてみようと思っていただけたら私的にはものすごく嬉しいのですが……。笑
損はしませんよ、絶対(毎回言ってるなこいつ。笑)。
ぜひぜひプレイして、淡い青春を体験してみてください!!
ではでは、私はこのへんで。
おわり。
P.S. 私も雨好きだよ、沢田さん。